写真の準備が完了した後にも、合否を左右する決定的な作業が残されています。採用選考の現場において、面接官が「この応募者は仕事が丁寧だ」と感心するポイントは、まさにこの細部に現れます。
絶対に怠ってはならないのが、履歴書写真の裏面氏名記入と両面テープ貼り方です。
採用担当者のデスクには、日々何十通もの履歴書が積み重なります。書類の運搬中や選考過程で、万が一写真が剥がれてしまった場合、裏面に何も書かれていなければ誰の写真なのか判別不能になります。最悪の場合、写真のない不完全な履歴書として処理され、そのまま不採用フォルダに送られるリスクさえあります。
このトラブルを防止するため、写真を貼り付ける前に油性マジックや油性ボールペンを用いて、写真の裏面に「撮影年月日」と「自身の氏名」を明記します。水性ペンを使用するとインクが弾かれたり、貼付時に水分で滲んで履歴書本体を汚してしまうため、必ず速乾性の油性マーカーを使用してください。
さらに、履歴書への固定方法にも明確なマナーが存在します。液体のりやでんぷんのりを使用すると、水分の乾燥に伴って履歴書の紙が波打ち、写真表面がデコボコに変形してしまいます。美しく平滑に仕上げるためには、粘着力の強い文具用両面テープ、または写真貼付専用のテープのりを使用するのが最適です。写真の四隅と中央にしっかりとテープを行き渡らせ、枠線に対して水平・垂直を保ちながら慎重に貼り付けることが、応募書類の美観を完成させる最後の仕上げとなります。