ギタリストとしての評価を絶対的なものにしているのが、極限まで鍛え抜かれた高崎晃のギターテクニックです。なかでも特筆すべきは、右手のオルタネイト・ピッキングによる驚異的な連打力です。
レガートに逃げず、すべての音粒を均一なダイナミクスで発音させる速弾きピッキングの精度は、まさに職人芸の域に達しています。手首のスナップと指先の微細なコントロールによって、どんな超高速テンポであってもリズムがブレることはありません。
また、両手を使って指板上を駆け巡るタッピング奏法においても、独自の発展を遂げています。エディ・ヴァン・ヘイレンのライトハンド奏法が世界を席巻する中、高崎は8本指を駆使したポリリズムやアルペジオを取り入れ、ピアノの打鍵のような立体的なコードアルペジオを構築しました。この高度なアプローチは、のちのプログレッシブ・メタルやジェント(Djent)系ギタリストたちにも多大な影響を与えています。