1940年、天才アニメーターのウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの手によって誕生した『トムとジェリー』。当時のメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)のスタジオで産声を上げたこの作品は、セリフに頼らない圧倒的なアクションとオーケストラ演奏の融合で、一躍世界の頂点へと駆け上がった。
身体を張ったスラップスティック・コメディの金字塔として、海外カートゥーンの認知を日本国内でも決定づけた実績はあまりにも大きい。追いかけるネコのトム、逃げ切りつつも鮮やかに逆転するネズミのジェリー。二頭身のキャラクターが繰り広げる無尽蔵のエネルギーは、世代を超えてテレビ画面を彩り続けてきた。