夜空の星の名前は誰がどのように決めているのでしょうか。「星の命名権を買う」といったギフトサービスも話題になりますが、学術的な正式名称の管理はすべて国際天文学連合(IAU)が一元管理しています。
恒星の学術的な呼び方には、主に次のようなルールが存在します。
1. バイエル符号
17世紀初頭にドイツの天文学者ヨハン・バイエルが考案した方式です。各星座の中で最も明るい星から順にギリシャ文字の「α(アルファ)」「β(ベータ)」「γ(ガンマ)」を割り振り、星座名を後ろに付けます(例:オリオン座α星=ベテルギウス)。
2. フラックスティード番号
イギリスの天文学者ジョン・フラムスティードが導入した、星座内で西から東へと順番に番号を振る方式です(例:はくちょう座61番星)。
3. IAUによる固有名の標準化
歴史的に複数の呼び名が存在していた星について、IAUのワーキンググループ(WGSN)が調査を行い、2016年以降、正式な「固有名(Proper Name)」を1つずつ公式認定しています。これにより、古来のアラビア名やギリシャ名が世界標準の学術名として確定しています。