ポン酢醤油とは?味ぽんとの違いから黄金比の手作りレシピまで徹底解説

ポン酢醤油とは?味ぽんとの違いから黄金比の手作りレシピまで徹底解説

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「ポン酢」という独特の響きを持つ言葉は、一見すると漢字の「酢」が含まれているため純和風の名称に思われがちですが、実は江戸時代の出島貿易を通じて入ってきたオランダ語に由来しています。

オランダ語で柑橘類の果汁に砂糖やスパイス、蒸留酒を混ぜたカクテル・食前酒のことを「ポンス(pons)」と呼んでいました。この言葉が長崎の出島を通じて日本に伝わり、蘭方医や通詞たちの間で「ポンス」として広まりました。幕末から明治時代にかけて、柑橘果汁の持つ爽やかな酸味が日本の伝統的な食文化と融合する中で、酸味を意味する「酢」の漢字が当てられ、「ポン酢(ぽん酢)」へと変化を遂げたのです。

当時、長崎の卓袱(しっぽく)料理などで肉や魚の臭みを消すために使われていた薬味入り果汁が、やがて関西の水炊き文化と結びつき、醤油をブレンドした「ポン酢醤油」へと発展していきました。舶来のハイカラな飲み物が、時代を経て和食に不可欠な調味料へと進化した歴史的背景は非常に興味深い事実です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。