本技の魅力を語る上で外せないのが、アニメーション制作を手掛けた東映アニメーションの圧倒的な演出力だ。荒木伸吾・姫野美智という黄金コンビの手によって描かれた作画は、今見ても色褪せない芸術的な美しさを誇る。
白鳥が羽ばたくかのような優美な腕のストロークから一転、拳を突き出した瞬間に画面全体が凍りつく強烈なコントラスト。セル画時代の光の表現技法がふんだんに投入され、静と動のメリハリが見事に表現されていた。
この視覚的演出は、当時の子供たちに強烈なインパクトを与えた。放映翌日には学校の校庭で、多くのファンが氷河のポーズを模倣したという逸話も残っている。