「絵心がないから無理」と諦める必要はまったくない。絵手紙の魅力は、完璧なデッサンではなく、その人らしさが滲み出る歪みや筆跡にあるからだ。まずはハガキ一枚と筆、そして少しの絵の具を用意しよう。
初心者におすすめの描き方は、中心にある「種」の部分から描き始めるアプローチだ。画面の中央より少し上に、黒やこげ茶色で丸い種の部分を置く。あえてきれいな円にせず、輪郭を少しゴツゴツとさせるのがリアルな質感を出すコツ。次に、その周囲に黄色い花びらを一枚ずつ生やすように伸ばしていく。ハガキの枠からはみ出すくらい大きく描くと、力強さが際立つ。
筆を握る時は、筆の上部を軽く持ち、肘を浮かせてゆっくりと線を引く。かすれや揺れを恐れず、一気呵成に描くことで、躍動感のある世界に一つだけのひまわりが完成する。