車両の進化に伴うロゴの変遷は、日本のモノづくりの進化そのものを物語っている。製造を担う日本車輌製造をはじめとするメーカー陣は、車体の軽量化と強度の両立、さらには塗装や特殊フィルムの耐久性に至るまで妥協なき追求を重ねてきた。
N700AからN700Sへの進化において、最も劇的だったのは内部機構の大幅なモジュール化だ。床下機器の配置を見直すことで、多様な編成(16両から8両、6両など)に柔軟に対応できる「標準車両」としての汎用性を獲得した。この柔軟な拡張性と「Supreme」な進化を視覚的に支えているのが、あの立体感ある「S」のマークなのである。車体塗装のプロセスにおいても、風雨や強烈な日光に晒される過酷な環境下で、ゴールドの光沢と品格を長年にわたり維持する高度なコーティング技術が施されている。現場の職人技と最先端工学が一体となって、あのシンボルマークは成り立っている。