終演の瞬間、熱狂に包まれた会場は一変して「脱出難解な迷宮」へと姿を変えます。東京ガーデンシアターは4層の立体的な客席バルコニー構造を採用しており、終演時は安全確保のため厳格な東京ガーデンシアター規制退場が実施されます。
現場取材および来場者のログ解析によると、退場の優先順位は概ね「アリーナ席後方および第1バルコニー」から始まり、最も高い「第4バルコニー」や「アリーナ席前方」の観客は、終演アナウンスから席を立てるまでに30分から45分程度の待機を強いられます。この待機時間を計算に入れずに新幹線や特急のチケットを手配していると、致命的な乗り遅れ事故に直結します。
この過酷な状況下で、東京ガーデンシアター帰り混雑回避を成し遂げるための実効策は以下の3点に集約されます。
第1の策は、「有明ガーデン施設内での時間消費(ピークシフト)」です。終演直後の国際展示場駅および有明駅の改札口は、入場制限がかかり数十分待ちの長蛇の列が形成されます。このピーク時に駅へ突撃するのは群集心理の罠にはまる典型例です。有明ガーデン内のレストラン街(5階)や、24時間営業の天然温泉施設「泉天空の湯 有明ガーデン」に立ち寄り、終演後1時間半ほど滞在してから駅へ向かえば、入場規制の解かれた快適なコンコースから乗車できます。
第2の策は、「りんかい線・国際展示場駅から新木場方面への迂回」です。帰路につく観客の7割以上は、大崎・新宿・渋谷方面へ向かう西行きの電車に集中します。あえて逆方向の新木場行きに乗車すれば、車内は比較的空いており、終点新木場駅から東京メトロ有楽町線やJR京葉線へスムーズに接続できます。
第3の策は、「豊洲駅への徒歩移動」です。有明ガーデンから晴海通りを北上し、豊洲駅(東京メトロ有楽町線)までは徒歩約20〜25分程度。駅前の大混雑に並び続ける精神的消耗を考えれば、夜風に吹かれながら歩道を進む方が結果的に早く都心部へ帰着できるケースが多々あります。