最終決戦における最大のドラマの一つが、麗日お茶子(ウラビティ)とトガヒミコのタイマン勝負でした。お茶子の個性「ゼログラビティ(無重力)」が覚醒し、広範囲の物質や人間を浮遊させる超常的な進化を遂げる中、トガは敬愛するトゥワイスへの変身を経て無限増殖の暴走を繰り広げます。
二人の戦いは単なる力と力のぶつかり合いではなく、互いの「普通」と「本心」を曝け出す対話の場となりました。社会から異端として排除され続けたトガの人生を受け止め、「私はあなたの生き様を否定しない、でも止めたい」と涙ながらに寄り添ったお茶子。その言葉に救われたトガは、失血死の危機に瀕したお茶子を救うため、自ら変身してお茶子に自身の血液を全量輸血します。
決着の後、トガヒミコは力尽きて命を落とすという哀しくも美しい最期を迎えました。生き残ったお茶子は、トガの死という消えない痛みを抱えながらも、彼女のような悲劇の存在を二度と生まない社会を作るため、強い覚悟を胸にヒーローとして歩み続ける道を選びました。