2000年代後半から2010年代にかけて、TBSとフジテレビは競うように彼を主役に据えたドラマを企画した。学園ドラマ、刑事もの、歴史劇、そして上質な恋愛ドラマ。どのジャンルにおいてもヒットを連発した背景には、彼の卓越したセルフプロデュース能力と作品全体を見渡す視点があった。
日本のテレビドラマが黄金期から配信時代への過渡期を迎える中、常に中心にいたのが彼だった。従来の枠にとらわれない作品選びと、視聴者の期待を良い意味で裏切る役作り。それが結果として、テレビ業界全体に刺激を与え、ドラマ制作のクオリティ底上げに貢献していったのである。