突如として世界中のSNSとフロアをジャックした千葉雄喜の「チーム友達」現象は、従来のプロモーション戦略を粉々に打ち砕いた。KOHHとしての引退宣言から数年、彼が放ったトラップ・ミュージックの変異体は、クリス・ブラウンやカニエ・ウェストといった海外の超大物たちをも巻き込み、瞬く間に世界規模のバイラルへと昇華した。
余計な説明を一切削ぎ落としたミニマルなビートと中毒的なリフレイン。Spotifyのグローバルチャートをも駆け上がったその勢いは、言葉の壁がもはや無意味であることを証明してみせた。日本のローカルな仲間意識が、そのまま世界標準のキラーチューンへと化けた瞬間だった。