留学先を検討する上で避けて通れないのが、入学難易度と学費の実態だ。アジアの覇者とされるシンガポール国立大学および先端技術研究で世界をリードする南洋理工大学の合格率は、グローバル出願者全体で見ると数パーセント台という狭き門である。国際バカロレア(IB)での高得点やSAT、TOEFL/IELTSでの最高水準スコアが前提条件となり、米国の名門校に匹敵する厳格な選考基準が適用される。
一方、ビジネスや社会科学に特化した都市型大学であるシンガポールマネジメント大学(SMU)も、実践的なディスカッション型授業と高い就職実績で絶大な人気を誇る。学費に関しては年間およそ3万〜4万シンガポールドル(日本円で約330万〜440万円)程度が目安となるが、政府の授業料補助制度(Tuition Grant)を利用すれば学費を3〜4割程度抑えることが可能だ。ただし補助を受けた場合、卒業後に現地企業で3年間勤務する契約義務が生じる点には留意したい。