検索エンジンやSNSのタイムラインで頻出する「ルネサンス大阪高等学校 評判 やばい」というワード。この刺激的な文言の背景を掘り下げると、大きく分けて2つの全く異なる文脈が交錯している現場の実態が浮かび上がってきます。
第一の文脈は、同校の象徴でもある「eスポーツコース」をはじめとする充実した設備や、登校スタイルに対する「ポジティブな驚き」です。同校は2014年、大阪市北区の中津・梅田エリアに開校しました。大阪駅・梅田駅から徒歩約5分という超一等地に構える「梅田キャンパス」に足を踏み入れると、従来の学校の薄暗い教室のイメージとは一線を画す、洗練されたITベンチャー企業のフロアのようなハイエンドPC群が並んでいます。「通信制高校でここまで本格的なプロ仕様の環境が整っているのはやばい」という、中高生世代の率直な称賛がSNS上で拡散された経緯があります。
一方で、見過ごせないのが第二の文脈である「ネガティブな警告」としての口コミです。大手掲示板や知恵袋、進路相談プラットフォームに寄せられた在校生・保護者の告白には、次のような切実な声が散見されます。
「スマホやタブレットでいつでもレポート提出ができる反面、締め切りを自己管理できないと簡単に単位を落とす。先生が毎日机にかじりついてケツを叩いてくれるわけではないので、何もしないまま留年が決まり『こんなはずではなかった』と後悔する人がいるのは事実です」(卒業生の手記より抜粋)
つまり、「やばい」の正体は、手厚い管理教育に慣れきった生徒が「自由の代償」に直面した際のギャップと、最先端の都市型キャンパスに対する驚きが混ざり合った産物と言えます。学校そのものが荒廃している、あるいは教育水準が破綻しているといった意味での「やばい」ではないことが、現場取材から浮き彫りになっています。