岡田克也氏のキャリアは、日本の最高峰を走り続ける圧倒的な学歴と経歴によって形作られています。
名門・灘中学校・高等学校を経て、東京大学法学部へ現役進学。大学在学中に国家公務員上級甲種試験(現在の総合職試験)に合格し、1976年4月に当時の花形官庁であった通商産業省(現・経済産業省)へ入省しました。同期には後に事務次官や著名な財界トップとなる錚々たるエリートが揃う中、岡田氏は若手時代からその卓越した政策立案能力と徹底したリサーチ力で頭角を現します。
官僚時代の中盤である1985年には、米ハーバード大学国際問題研究所(CFIA)フェローとして渡米。国際経済・通商摩擦の最前線を現地で肌で体感したこの留学経験が、後の外交・安全保障観や国際感覚の強固な土台となりました。帰国後は通商政策の第一線で活躍し、将来の事務次官候補と目されながらも、日本の構造改革を直接成し遂げるために1988年、35歳で通産省を退官するという異例の決断を下します。