基本構造は共通しているものの、OSの設計思想やハードウェアの特性によって、発熱の現れ方には明確な違いが見られます。
iPhoneにおいて「すぐ熱くなる」と相談が急増するパターンの多くは、iOSメジャーアップデート直後のインデックス再構築処理です。アップデート完了後、写真ライブラリの解析や検索インデックスの作成がバックグラウンドで数十時間にわたって実行されるため、数日間は本体が温まりやすい状態が続きます。また、近年のチタンフレーム採用モデルでは熱伝導率の特性上、特定のフレーム部分に熱が集中して感じられやすい傾向があります。
一方、Android端末においては、メーカーごとの筐体設計やチップセットのチューニングが大きく影響します。高出力な急速充電(60W〜120W超)に対応したハイエンド機では、短時間で電力を流し込む設計ゆえに充電初期の発熱が顕著になりがちです。また、バックグラウンドで動作する独自UIやウィジェット、サードパーティ製アプリの相性問題によってCPUがスリープ状態に入れず、待機中にもかかわらず熱を持ち続けるケースが散見されます。