防衛省の「予備自衛官制度」にはいくつかの区分が存在し、その役割や負担の大きさは大きく異なります。やす子が志願した即応予備自衛官は、一般的な予備自衛官と比べて格段にハードルの高い枠組みです。
やす子の自衛官時代の階級は陸士長であり、所属部隊は陸上自衛隊第4施設団隷下の第307施設隊(京都府・大久保駐屯地)などで施設科(ドーザ手・ブルドーザーなどの重機オペレーター)として勤務していました。この元常備自衛官としての実務経験があるからこそ、即応予備自衛官の任用資格を満たしています。
一般予備自衛官が年間5日間の訓練であるのに対し、即応予備自衛官は年間30日(原則として1回あたり2泊3日〜4泊5日などを複数回分割)の訓練出頭が義務付けられています。有事や大規模災害発生時には、現役の常備自衛官とともに第一線部隊を構成する実戦的な戦力として位置づけられています。
経済的観点から見ても、支給される即応予備自衛官手当(月額16,000円)や訓練招集手当は、トップタレントであるやす子の芸能収入からすれば金銭的なインセンティブにはなり得ません。純粋な奉仕の志と国防意識に基づいた選択であることが、制度設計の数値からも明白です。