アクセル全開で攻め続けた『妖怪ウォッチ』ですが、ついに境界線を踏み越えてしまったのが2014年10月に放送された第39話でした。このエピソードでは「妖怪U.S.O.」「妖怪ネタバレリーナ」のほか、「給食のグルメ」や「ニャンパチ先生」など複数の危険なパロディが詰め込まれていました。
地上波での初回放送直後、BSジャパンでの放送休止が突如発表され、バンダイチャンネルやGYAO!、Huluなどの主要動画配信サービスでも第39話が一斉に配信停止となる異例の事態に発展しました。ファンの間では「ジブリからクレームが入ったのか」「ガンダム側に本気で怒られたのか」と様々な憶測が飛び交いました。
テレビ東京の高橋雄一社長(当時)は定例会見で「他作品への配慮やパロディの行き過ぎがあった」という趣旨の説明を行いました。実際には特定作品の権利者から強烈な訴訟を起こされたわけではなく、テレビ東京側のコンプライアンス審査による自主規制とお蔵入り措置だったことが判明しています。後日、過激なパロディ描写を一部差し替えた修正版がソフト収録や再配信される形となり、事態は沈静化しました。