ドライクリーニングとは?水洗いとの違い・料金相場と失敗しない全知識の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
ドライクリーニングと水洗いは、それぞれ得意とする汚れが正反対です。汚れには大きく分けて「油性」「水溶性」「不溶性」の3種類が存在し、衣類に付着した汚れの性質に合わせた洗い方を選ばなければ、どれほど頻繁にクリーニングへ出しても汚れは蓄積していきます。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価ドライクリーニング主原料:石油系溶剤・パークロロエチレン等
縮み率:0〜1%未満スーツ上下:1,500〜3,000円
コート:2,000〜4,500円皮脂や化粧品汚れに最適。ウールやシルクの形状維持には必須だが、汗ジミには追加処置が必要。通常水洗い(ランドリー)主原料:温水+弱アルカリ性洗剤
汗・泥・飲食物の除去率:90%以上ワイシャツ:250〜500円
綿スラックス:800〜1,500円コットンや化繊の日常着向け。水溶性の汚れを完璧に落とすが、デリケート素材は縮み・シワが必至。ウエットクリーニング主原料:常温水+中性特殊洗剤+手洗い制御
専門技術者の職人技が必要通常料金+1,000〜3,000円程度
(特殊加工扱い)本来水洗いできないウール等を特殊技術で水洗い。汗抜きや黄ばみ予防に最も効果的だが高単価。
汗汚れには「汗抜き加工」が不可欠な理由
夏場や暖房の効いた室内で着用したスーツには、大量の汗(塩分・尿素・アミノ酸)が染み込んでいます。これらはすべて水溶性汚れです。
通常のドライクリーニングにそのまま出すと、皮脂は落ちても汗の成分は繊維に残ったままになります。放置すると時間の経過とともに酸化し、黄ばみ、変色、カビ、さらには生地のごわつきや嫌な体臭戻りの原因となります。夏場のスーツや定期的な衣替えのタイミングでは、通常のドライクリーニングに「汗抜き加工」オプションを追加するか、ウエットクリーニングを指定することが衣類を長寿命化させる秘訣です。