ひとくちに埼玉県と言っても、地域ごとの気象ギャップは極めて大きい。県北部、県南部、そして西部山沿いでは、同じ日であっても対策すべきリスクが大きく異なる。
熊谷市を中心とする県北部エリアは、全国的にも知られる国内最高峰の高温地帯だ。アスファルトの照り返しと風の停滞が重なり、夜間になっても気温が下がりにくい熱帯夜が続く。一方で、秩父地方などの西部山沿いは、午後の山沿い特有の積乱雲の発達により、突発的な雷雨や雹(ひょう)のリスクが跳ね上がる。さいたま市などの県南部は、短時間での都市型水害に最も警戒が必要なゾーンだ。