安重根はなぜ伊藤博文を撃ったのか?日韓で真逆の評価が生まれた驚愕の真相

安重根はなぜ伊藤博文を撃ったのか?日韓で真逆の評価が生まれた驚愕の真相

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安重根に対する評価は、日韓両国の歴史認識の差異を象徴するテーマとして現代も横たわっています。

韓国において安重根は、国家独立の象徴である「義士(正しい道のために命を捧げた人物)」の最高峰に位置づけられています。ソウル市南山には巨大な「安重根義士記念館」が建立され、軍の潜水艦にその名が冠されるなど、国民的英雄としての地位は揺るぎません。2022年に公開された韓国映画『英雄』は、ミュージカルを映画化した大作として大ヒットを記録し、彼の苦悩と信念をドラマチックに描いて若い世代の共感を呼びました。また、2014年には中国政府の協力のもと、事件現場であるハルビン駅構内にも「安重根義士記念館」が開館しています。

対照的に日本国内では、近代日本の基礎を築いた偉大な元勲を非合法な暴力で奪った「暗殺犯・テロリスト」という認識が根強く存在します。当時の国際法上の観点からもテロ行為とみなされ、政治的要人を殺害した事実は正当化できないという立場が主流です。また、伊藤博文自身は急進的な韓国併合には慎重派であったため、暗殺が結果として併合の強硬派を勢いづかせ、歴史の針を急速な併合へと進めてしまったという皮肉な結末を指摘する歴史家も少なくありません。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。