三代目彫よしの真骨頂は、肌の上だけにとどまりません。肉筆画・水墨画・絵師としての才能も超一流であり、出版された画集や美術書は世界中のクリエイターからバイブルとして熱烈に支持されています。
代表的な画集には、豪快かつ繊細な筆致で108人の豪傑を描き切った『水滸伝百八人之一個』や、妖気と美しさが同居する『百鬼図』、龍のあらゆる形態を追求した『龍起』などがあります。いずれの作品も、ただ古い図案を模倣するのではなく、長年の研究に基づいたオリジナルの解釈と凄まじい筆圧が込められています。
近年では絹絵や掛け軸、屏風絵などの作品が国内外の展覧会で発表され、ファインアート市場でも極めて高い評価を獲得しています。刺青という枠組みを軽々と飛び越え、日本を代表する孤高の絵師としての存在感を誇示しています。