勝敗を決める最大の要素は、棒を持つポジション決めとコーン旋回時の役割分担にある。内側を務める選手は単に回転の軸になるだけでなく、軸足を固定して最小半径で旋回する身体操作が求められる。一方で外側の選手は、遠心力に負けずに最外郭を最速のスピードで駆け抜ける脚力が不可欠だ。
走順の設定においても最新の戦術が確立されている。第一走者に求められるのは、スタートダッシュの速さ以上に「コーン回りのスムーズな進入」だ。序盤で主導権を握るため、旋回軸となる内側には体重移動がうまく小回りの利く選手を配置し、外側にはチーム内で最もスプリント能力の高い選手を配置するのが鉄則となっている。
さらに、陣地に持ち帰った棒を待機しているチームメンバーの足元にくぐらせ、頭上を通す「復路動作」のロスをいかに減らすかも重要だ。跳躍のタイミングを事前に声掛けで合わせ、棒を通過させるスピードを殺さない訓練を重ねることで、全体のタイムは数秒単位で縮まる。2026年のトレンドとして、この復路の跳躍リズムを可視化したトレーニングを取り入れるチームが急増している。