食の魅力を堪能した後に必ず立ち寄りたいのが、敷地内の中核施設である「南部杜氏伝承館」です。ここでは、国の重要有形民俗文化財に指定されている酒造り用具をはじめ、巨大な仕込み桶や蒸釜、杜氏たちが厳しい寒さの中で寝食を共にした蔵人部屋の様子が再現されています。職人たちが命を削って極めた手作業の酒造りの凄みが、静謐な空間からひしひしと伝わってきます。
そして、歴史に触れた後に訪れる「酒匠の館」では、岩手県内各地の蔵元から厳選された地酒が圧巻のスケールで揃えられています。純米大吟醸から日常使いの本醸造酒、さらには石鳥谷限定のプライベートブランド酒まで並び、お土産選びに迷うことは必至です。
館内には有料の試飲コーナーが設置されている時期もあり、日本酒に精通したスタッフのアドバイスを受けながら自分好みの1本を見つけ出すことができます。日本酒以外にも、酒粕を使った焼き菓子や酒石鹸、酒器といった関連グッズの充実度も極めて高く、贈答用から自宅用まで幅広いニーズに応えています。