総合争いと並び、世界中の自転車ファンが涙したのがマーク・カヴェンディッシュ(アスタナ・カザクスタン チーム)による歴史的快挙です。
第5ステージ(サン・ヴルバ着)、残り数十メートルで絶妙なポジショニングから爆発的なスプリントを炸裂させたカヴェンディッシュは、トップでチェッカーを受けました。この瞬間、サイクル界の「生ける伝説」エディ・メルクスが保持していたツール・ド・フランス通算34勝の記録を半世紀ぶりに塗り替え、歴代単独トップとなる通算35勝目をマークしました。
第1ステージでは過酷な暑さから激しい嘔吐に見舞われ、タイムアウト寸前まで追い詰められながらも諦めず、チームメイトと掴み取った栄光のスプリント勝利は、同大会のハイライトとして永遠に語り継がれる名シーンとなりました。