このブームをさらに加速させたのが、当時のメディア環境である。フジテレビをはじめとするキー局のバラエティ番組や深夜番組で山口美江氏の知的なキャラクターがフィーチャーされると、CMのフレーズは一気に独り歩きを始めた。テレビの画面を通じて全国に拡散したこの言葉は、日常会話のあらゆる場面で引用され、社会現象へと発展していく。
その結果、1989年の新語・流行語大賞において、このフレーズは見事に銅賞を獲得した。昭和カルチャーが熟成し、平成という新たな時代へと移り変わる端境期において、メディアと視聴者が一体となって生み出した象徴的な文化的一幕であった。