公開直前にオラフ役のキャスト交代という大きな局面を迎えた『アナと雪の女王2』。その大役に抜擢されたのが、当時20代前半だった若手実力派声優の武内駿輔でした。前作のイメージを損なうことなく、かつオラフというキャラクターの愛らしさとイノセンスを完璧に継承した彼の仕事は、まさにプロフェッショナルそのものでした。
ソロ曲「おとなになったら」で見せた高い歌唱技術と、低音ボイスの持ち主とは思えないキュートな演技のギャップは、多くの観客を驚嘆させました。単なる「ものまね」に終わらせず、オラフという存在のソウルを理解し、自分の表現へと昇華させた武内の才能は、本作の評価を決定づける大きな推進力となったのです。