今年に入り、全国の救急医療現場からは悲鳴に近い報告が相次いでいる。深夜の繁華街やビジネスホテルから、「友人の様子がおかしい」「急に暴れ出した」という通報で駆けつけると、そこには過剰摂取(オーバードーズ)で錯乱状態に陥った若者の姿がある。現場には必ずと言っていいほど、焦げたアルミホイルとストローが残されている。
救急救命医の一人は、「搬送されてくる患者の年齢層が明らかに下がっている。かつては40代や50代の常習者が中心だったが、今は10代後半から20代前半の男女が目立つ」と証言する。彼らは幻覚や幻聴に怯え、自傷行為に及ぶケースも少なくない。一度の好奇心が、取り返しのつかない精神疾患を引き起こしている。