店頭で隣り合って並ぶ赤い箱と青い箱。単なるパッケージの色違いや香りのバリエーションだと思われがちですが、処方設計と目指す洗い上がりには明確な違いが存在します。牛乳石鹸共進社が公表している成分情報および製造プロセスから、両者の違いを徹底比較しました。
最大の差別化ポイントは、赤箱にのみ贅沢に配合されている「スクワラン」の存在です。人の皮脂膜にも含まれる生体親和性の高いエモリエント成分を加えることで、洗顔時の脱脂力をマイルドにコントロール。洗い流した後も肌表面に必要な油分膜を保持し、つっぱり感を防ぐ仕組みが構築されています。
また、歴史的な地域嗜好も見逃せません。発祥の地である関西では「お風呂でじっくり温まり、しっとり洗う」文化から赤箱が圧倒的シェアを誇り、関東では「すっきり爽快に洗い流す」気風から青箱が普及した経緯があります。現在では全国で両方が手に入りますが、洗顔を主目的とするならば赤箱が選ばれる明確な理由がここにあります。