親方の給料と手取り年収の実態|建築職人が儲かるカラクリと格差の真相

親方の給料と手取り年収の実態|建築職人が儲かるカラクリと格差の真相

親方の給料と手取り年収の実態|建築職人が儲かるカラクリと格差の真相の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

Q1:大工親方の一日の日当相場は現在いくらですか?
A1:現在の建築現場における大工親方の日当相場は、常用(日給制)の場合でおよそ1万8,000円〜2万5,000円が標準的な基準です。ただし、新築住宅の坪請け(手間請け)の場合はスピードや工期によって実質日当が変動し、施工スピードの速い熟練職人であれば実質3万円以上を稼ぎ出すことも可能です。一方で、天候不順や資材遅延による休工損害を自分で被るリスクが伴います。

Q2:一人親方で年収1000万円を達成した場合、手取りはいくら残りますか?
A2:一人親方で年商(売上)1,000万円を達成した場合、純粋な経費(車両代、ガソリン、工具消耗品等)が年間150万〜200万円程度かかります。残った所得800万円前後に対して国民健康保険料、国民年金、所得税、住民税、個人事業税、さらにインボイス制度に伴う消費税納税が発生するため、最終的な手取り額はおよそ550万〜650万円程度になります。会社員の年収1000万円(手取り約720万円)と比べても、諸経費と社保の自己負担分だけ手元に残る金額は少なくなります。

Q3:インボイス制度で一人親方の給料・手取りは実際に減りましたか?
A3:明確に減少しています。適格請求書発行事業者になった親方は、それまで納める必要のなかった消費税の申告・納付義務が発生し、実質的に年間数十万円の手取り減となっています。一方、免税事業者のままでいることを選んだ親方も、元請けから消費税分の単価引き下げ(値引き要請)を受けたり、新規現場の入場から除外されるなどの実質的な減収影響が現場レベルで定着しています。

Q4:大相撲の親方の月給やボーナスはどのくらいですか?
A4:大相撲の親方(年寄)は日本相撲協会の規則により、主任クラスで月額基本給が約80万〜100万円、年2回の賞与や各種手当を合わせた年収は約1,400万〜1,600万円です。最高幹部である理事クラスになると年収2,000万円を超えます。建築の一人親方と違って固定給であり身分も安定していますが、親方になるためには1億円〜3億円とも言われる希少な「年寄名跡」を継承・取得する必要があります。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。