溝の口の夜遊びを語る上で欠かせないのが、駅の東西で異なる街の表情です。
溝の口駅西口は、昭和の闇市時代からの歴史を受け継ぐ木造長屋の飲み屋街が今なお残るエリア。焼き鳥や大衆酒場で一杯ひっかけた後、徒歩数分の雑居ビルにある隠れ家的なガールズバーへ流れるのがツウの楽しみ方です。西口の店舗は席数が10〜15席前後の小規模なバーが多く、常連同士が自然と仲良くなるような温かみがあります。
対照的に東口・武蔵溝ノ口駅側は、商業施設やチェーン店が立ち並び、ペデストリアンデッキを降りた周辺にスタイリッシュなビルが林立しています。こちらは最新の音響設備やカラオケを備えた大型店、アニメやゲームの世界観をモチーフにしたコンカフェ系の店舗が集約されており、トレンドに敏感な若者グループや会社帰りの歓送迎会2次会などで賑わいを見せています。
また、深夜営業の充実度も溝の口の強みです。田園都市線の下り最終電車が到着する深夜1時以降も営業を続ける店舗が多数存在し、近隣の宮前平、鷺沼、たまプラーザ方面への帰宅困難者が「始発までの時間を楽しく過ごす避難所」としても機能しています。