インターネット上の受験情報の中には、過去の断片的な情報がアップデートされずに放置されているケースが散見されます。横須賀大津高校にまつわる代表的な2つの誤解を是正します。
第一の誤解は、「旧高等女学校だから現在も女子ばかりで男子が肩身の狭い思いをする」という言説です。確かに共学化された直後から平成中期にかけては女子の比率が6割を超える年度が目立ちました。しかし近年の入学者構成をデータで見ると、男女比はおよそ45対55から年度によってはほぼ半々(50対50)で推移しています。部活動においてもサッカー部や硬式野球部、男子バスケットボール部などが活発に活動しており、男子生徒にとっても居心地の良い共学環境が完全に定着しています。
第二の誤解は、「横須賀高校や追浜高校の志望者が楽に受かる『滑り止め・安全校』である」という認識です。確かに上位校からの志望ランクダウン先として選ばれることはありますが、大津高校を受験する母集団の学力は決して低くありません。神奈川県公立高校入試の学力検査は記述式や長文読解のウェイトが高く、対策を怠れば上位層でも当日300点を割り込むリスクを孕んでいます。追浜高校の基準に届かなかった層が油断して受験し、高倍率の年に不合格となる事例は毎年のように発生しています。「安全圏」と過信して過去問対策を軽視することは極めて危険です。