BEAR POND ESPRESSO メニューは、一般的なシアトル系カフェのような多彩なシロップ系ドリンクとは一線を画し、エスプレッソのポテンシャルを極限まで引き出すラインナップで構成されています。
1. 幻のシグネチャー「エンジェルステイン(Angel Stain)」
同店の象徴であり、世界中のコーヒーフリークが追い求めるのがエンジェルステイン エスプレッソです。田中氏自身が納得のいくコンディションで豆が仕上がった日のみ、午前中から13時前後の時間限定、かつ1日数杯〜十数杯程度しか抽出されません。
抽出された液体は、一般的なエスプレッソとは全く異なる粘性を持ち、まるで溶かしたダークチョコレートやシロップのようにとろりとしています。カップの底には天使の足跡のような濃厚なステイン(染み)が残ることからその名が付けられました。砂糖を一切加えていないにもかかわらず、豆本来の強烈な甘み、重厚なボディ、複雑な果実味が舌の上に広がり、数時間にわたって余韻が残り続けます。テイクアウト不可、店内でのみ許された奇跡の一杯です。
2. 世界中で模倣される発祥の味「ダーティ(Dirty)」
冷たい特製ミルクの上に、濃厚なダブルショットのエスプレッソを直接フロートさせたアイスビバレッジがダーティ コーヒー 下北沢発祥の伝説的ドリンク「Dirty」です。現在ではアジア各国のカフェでも「Dirty」という名称で定番化していますが、そのオリジナルはこのベアポンドにあります。
ストローを使わず、グラスから直接飲むのが鉄則です。最初は熱くビターなエスプレッソがダイレクトに口腔を刺激し、後から冷たく甘みのある濃厚なミルクが追いかけてくる温度差と味のコントラストは、一度体験すると忘れられない衝撃を与えます。混ぜずに飲むことで、時間の経過とともに変化するグラデーションを堪能できます。
3. ジブラルタル(Gibraltar)とカプチーノ
サンフランシスコ発祥の小型グラスで提供されるジブラルタル エスプレッソや、ベルベットのように滑らかなフォームミルクを合わせたカプチーノも外せません。ミルクの温度が過度に高くなく、エスプレッソの力強いアロマを損なわない絶妙なバランスで仕上げられています。