ネット上の料理情報では「バッター液はグルテンが出るため混ぜすぎてはいけない」と語られることがありますが、これは天ぷらの衣と混同した典型的な誤解です。
天ぷらはグルテンの粘りを嫌いますが、フライ用のバッター液はある程度の粘度とネット状構造がなければパン粉を支えきれません。ダマがなくなるまで滑らかにしっかり混ぜ合わせるのが正解です。また、「パン粉をつけた後に強く押し付けすぎる」のも禁物。ぎゅっと押し固めるとパン粉の粒がつぶれ、揚げ油が内部に対流せず油っこいベチャッとした仕上がりになってしまいます。バッター液の粘着力があるため、パン粉の上で優しく転がして軽く押さえるだけで十分です。
調理後にバッター液が少し余ってしまった場合でも、捨てる必要はありません。以下のようなアレンジで即座に一品のおかずへと生まれ変わります。
- お好み焼き風ミニチヂミ:余った液に刻んだキャベツ、ネギ、紅生姜を混ぜ、ごま油を引いたフライパンで両面を香ばしく焼く。
- 野菜・ソーセージのピカタ:余り液に粉チーズを大さじ1加え、薄切りズッキーニやソーセージをくぐらせて弱火でソテーする。
- スープのかき玉風とろみ付け:コンソメスープや中華スープの仕上げに回し入れ、ふわふわの卵とろみスープに仕上げる。