突然の失神は完全房室ブロック?心電図・原因とペースメーカー適応

突然の失神は完全房室ブロック?心電図・原因とペースメーカー適応

突然の失神は完全房室ブロック?心電図・原因とペースメーカー適応についての最新情報をご紹介します。

房室伝導障害の進行度と臨床リスクを客観的に把握するために、日本循環器学会の診断基準に基づいた分類データを下表にまとめました。

病態分類心電図波形の特徴主な自覚症状と心拍数臨床的リスクと治療方針1度房室ブロックPQ時間が0.20秒以上に延長(信号の伝達遅延のみで欠落なし)無症状であることが大半(心拍数は正常範囲)原則として治療不要。定期的な経過観察を実施。2度(ウェンケバッハ型)PQ時間が徐々に延長し、最終的にQRS波が1拍脱落する脈が飛ぶ感覚(結滞感)。無症状の例も多い房室結節内の障害。多くは良性で予後良好。2度(モビッツII型)PQ時間の延長なしに、前触れなく突然QRS波が脱落するめまい、強いふらつき、動悸(心拍数40〜50台)ヒス束以下の高度障害。完全房室ブロックへ移行しやすく要治療。3度(完全房室ブロック)P波とQRS波が完全解離。独立した補充収縮波形が出現突然の失神、強いめまい、重度の息切れ(心拍数30〜40台)突然死リスク極めて高。ペースメーカー植込みの絶対的適応。
清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。