甘いスイカを一瞬で見極めるには、3つのポイントに注目するだけでいい。まずは「つるの切り口」だ。つるの根元周辺がくぼみ、その周囲が盛り上がっているものは果肉に十分な栄養が行き渡った証拠。切り口が少し乾燥してキュッと締まっているものが完熟のサインとなる。
次に目線を向けるべきは「縞模様の濃さ」と表面の質感だ。緑色と黒い縞模様の境目がはっきりしていて、黒い部分がやや盛り上がり、触ると波打つような凹凸を感じるものが最高品質だ。太陽の光をたっぷり浴びて糖度が高まると、この縞模様のメリハリが顕著になる。
そして最も気になるのが「叩いた時の音」だろう。指の関節で軽く叩いた際、「ボンボン」と手のひらに低く響く重低音が鳴れば完熟だ。「ポンポン」という高い音はまだ未熟で、「ドスドス」と鈍く濁った音がする場合は熟しすぎて中身が傷んでいる可能性が高い。この音の違いを聞き分けることこそ、プロの食品選別における最大の秘訣と言える。