日本社会において「二世」「世襲」に対する風当たりは年々厳しさを増している。特に政治の世界では、親の地盤を引き継ぐことへの批判が絶えない。実際、兄の伸晃らが選挙で苦戦を強いられた背景には、この「石原ブランド」への飽きや批判もあった。
だが、良純だけは例外だ。彼は「石原慎太郎の息子」であることを隠すどころか、全面的にネタとして消費した。頑固オヤジの理不尽な教育方針を笑い話にし、自らの「お坊ちゃん育ち」を隠さない。この突き抜けた素直さと、気象予報士としての確かな専門知識(猛勉強の末に取得した難関資格だ)の掛け合わせが、世間の嫉妬や批判を無効化させたのだ。