パートナーに悟られずに婚約指輪を用意したいというシチュエーションは、サイズ選びにおいて最もトラブルが発生しやすい領域です。「相手が眠っている間に指に糸を巻く」という古典的なサプライズ手法は、相手を起こしてしまうリスクに加え、前述の通りサイズが激しく狂うため絶対に避けるべき愚策と言わざるを得ません。
パートナーの薬指のサイズを内密に特定する正攻法としては、以下のステップが有効です。
- 普段相手が左手薬指(または右手薬指)に着けている私物のリングを借りて測定する:ノギスを用いてリングの「内径」をコンマミリ単位で計測するか、セロハンテープで白紙に内周をトレースする。※右手薬指は利き手であることが多く、一般に左手薬指より0.5〜1号太い点に注意。
- 日常のショッピングデートを活用する:雑貨店やアクセサリー売り場で「これ可愛いね」と自然に試着を促し、スタッフに測ってもらった号数を密かに記憶する。
- 相手の親友や姉妹を経由して聞き出す:本人の警戒を解いた状態で、自然な女子トークの中で正確な号数をリサーチしてもらう。
ブライダル業界の最新トレンドとして注目すべきは、「プロポーズリング(プロポーズ専用リング)」の定着です。ゼクシィ等の結婚トレンド調査でも示されている通り、本物のダイヤモンドのみを仮枠に留めてプロポーズを行い、成功後に2人で正規のリングデザインとサイズを選びに行くスタイルが、全体の過半数を超える主流派となっています。これならばサイズミスの恐怖から完全に解放され、パートナーにお気に入りのデザインを選んでもらう喜びも両立できます。
万が一サイズが合わなかった場合の「指輪サイズ直し 費用 相場」についても把握しておくべきです。シンプルなプラチナやゴールドのリングであれば、サイズ直しの費用相場は3,000円〜8,000円程度、納期は2〜3週間が一般的です。ただし、リング全周にダイヤモンドが留められた「フルエタニティリング」や、ピンクゴールド等の硬化素材、複雑な彫金が施された製品は「サイズ直し不可」となるケースが多いため、購入前の事前確認が欠かせません。