スーパーの「サッカー台」とは?語源の真相と知られざる袋詰めマナー

スーパーの「サッカー台」とは?語源の真相と知られざる袋詰めマナー

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結論から言えば、サッカー台の名称は球技のサッカー(Soccer)とは一切関係がありません。英語で「麻袋」や「大袋」を意味する「sack(サック)」という単語がベースになっています。

英語圏の小売業界では、袋詰め作業を行う行為を「sacking」、その作業を行う店員を「sacker(サッカー)」と呼びます。つまり、サッカー台とは「袋詰め作業を行う人(サッカー)のための台」を直訳した業界用語が一般化したものです。

歴史を遡ると、日本のスーパーマーケットの黎明期である1950年代から1960年代にかけて、アメリカからセルフサービス方式のスーパーマーケットシステムが導入された時代に端を発します。当初のアメリカ型スーパーでは、会計を行う「チェッカー(Checker / レジ担当者)」の隣に、商品を紙袋やポリ袋に素早く詰める専任スタッフ「サッカー(Sacker)」が配置されていました。

日本にこの業態が持ち込まれた際、人件費の最適化や店舗設計の都合から、袋詰め作業を来店客自身が行うスタイルへとシフトしました。作業を行う主体は店員から買い物客へと変化したものの、設備としての「サッカー台」という呼称だけがそのまま現場に定着したという経緯があります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。