突然のミミズ腫れは線状皮膚炎?やけど虫の毒と治し方を徹底解説

突然のミミズ腫れは線状皮膚炎?やけど虫の毒と治し方を徹底解説

突然のミミズ腫れは線状皮膚炎?やけど虫の毒と治し方を徹底解説についての真相をお届けします。

皮膚に線状・帯状の病変が現れる疾患は、線状皮膚炎のほかにも複数存在します。自己判断で誤った市販薬を使用すると悪化を招く危険があるため、鑑別のポイントを把握しておく必要があります。

疾患名主な原因と発症機序症状の特徴・好発部位痛痒さ・経過・鑑別の鍵線状皮膚炎(やけど虫)アオバアリガタハネカクシの毒液(ペデリン)の付着露出部(首、腕、顔など)に突然現れる一本〜数本の赤い線状紅斑・水疱灼熱痛と強い痒み。数日で水ぶくれ化し、1〜2週間で痂皮化。夏〜秋に急増。線状苔癬(せんじょうたいせん)原因不明(胎生期の細胞配列・ブラシュコ線に沿った炎症反応)幼小児(2〜10歳前後)の四肢に好発する平坦な小丘疹の連続線自覚症状はほぼ無痛・軽度の痒みのみ。数ヶ月〜1年かけて自然消退する慢性経過。帯状疱疹(たいじょうほうしん)体内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化神経支配領域に沿って片側性に広がる帯状の紅斑と集簇した水疱発疹に先行する神経痛(刺すような深部の痛み)。抗ウイルス薬の全身投与が必須。植物性接触皮膚炎(ウルシ等)ウルシオール等の植物毒・アレルゲンへの接触野山に入った後、枝葉が擦れた部位に沿って生じる丘疹・水疱激しい痒みが主徴。野外活動歴が診断の大きな手がかりとなる。

特に名称が似ている「線状苔癬」は、幼児の手足に数ヶ月単位で続く無痛性の丘疹であり、やけど虫による急性の線状皮膚炎とは病態も治療方針も根本から異なります。また、神経痛を伴い片側性に広がる「帯状疱疹」とも治療薬(抗ウイルス薬かステロイド外用か)が完全に分かれるため、見極めが極めて重要です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。