マツエクの仕上がりを左右するのは本数だけではありません。まぶたの厚み、アイホールの奥行き、そしてマツエクの太さとカールの選び方が複雑に連動します。目のタイプごとに、失敗を回避するための構造的アプローチを分析します。
まず、一重や奥二重に似合うマツエク本数としては、欲張らずに「100本〜120本」を目安にすることが推奨されます。一重やまぶたが重めの奥二重の場合、目を開けた際にまつ毛の根元がまぶたの皮膚に巻き込まれやすい構造をしています。ここに140本以上の過密な束感を与えると、押し出された毛先が乱れやすく、まぶたの重さを強調してしまいます。カール選定においては、根元から急激に立ち上がるDカールを過剰につけると、まぶたに押し潰されて毛先が下を向くため、根元に直線の立ち上がりを持つ「Lカール」や緩やかな「Cカール」を組み合わせ、長さを中央長め(キュートデザイン)にして縦幅を強調するのが定石です。
一方、二重まぶたで彫りが標準的な目元の場合、120本〜140本を装着してもまぶたの被さりが少ないため、根元のアイライン効果が綺麗に露出します。カールは「Jカール」で目尻長めのセクシーデザインにすると切れ長の知的な大人っぽさを出せますし、「Cカール」を全体に散らせば華やかなドール調に仕上がります。ただし、二重幅が広い人が細いまつ毛に太さ0.2mmのエクステを140本つけると、マツエクだけが宙に浮いた「不自然なひじき状態」に陥るため、自まつ毛の太さに近い「0.12mm〜0.15mm」を基本に設定することが、上質さを損なわない絶対原則です。