1956年にフランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』によって創設されて以来、バロンドールはその時代の「世界最高の選手」を証明する絶対的な指標であり続けてきました。歴代の記録を紐解くと、突出した天才たちが時代ごとにフットボールの定義を塗り替えてきた歴史が浮き彫りになります。
歴代最多受賞者ランキングの頂点に君臨するのは、実に8度の受賞(2009, 2010, 2011, 2012, 2015, 2019, 2021, 2023)を果たしたリオネル・メッシです。2000年代後半からバルセロナの黄金期を牽引し、2022年カタールW杯での悲願の優勝に至るまで、約15年間にわたってフットボール界の主役であり続けました。これに続くのが、5度の受賞(2008, 2013, 2014, 2016, 2017)を記録したクリスティアーノ・ロナウドです。マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードにおいて圧倒的な得点力と勝利への執念を見せつけ、メッシと熾烈な個人タイトル争いを繰り広げました。
両雄の背後には、フランスの将軍ミシェル・プラティニ(3回連続)、オランダのトータルフットボールの象徴ヨハン・クライフ(3回)、同じくオランダの至宝マルコ・ファン・バステン(3回)といった不滅のレジェンドたちが名を連ねています。