プロのキャリアは、決して華々しいものではなかった。2010年の育成ドラフト6位で福岡ソフトバンクホークスに入団した際の推定年俸は、わずか270万円。支度金300万円という条件は、プロ野球の世界において生存競争の最も過酷なスタートラインを意味していた。
転機は2017年。正捕手の座を掴み取ると、前年の推定年俸900万円から一気に4000万円へとジャンプアップを果たした。そこからの契約更改は破竹の勢いを見せる。
2019年に6500万円へ到達すると、翌2020年には大台を突破する1億1000万円をマーク。さらにゴールデングラブ賞の常連となった2022年には2億1000万円に達し、2024年には推定2億7500万円まで上り詰めた。育成入団の捕手が2億円プレイヤーへと進化を遂げたプロセスは、NPBの歴史に刻まれるべきサクセスストーリーと言える。