スキンケアや軽いメイクは、もはや特別なことではない。ドラッグストアのメンズコスメコーナーは拡大を続け、BBクリームやアイブロウペンシルを日常的に使用する男子高校生は珍しくなくなった。しかし、彼らが目指すのは「化粧をしている感」を出すことではない。あくまで「肌を綺麗に見せる」「眉を整える」といった、清潔感の延長線上にあるナチュラルさだ。
周囲に不快感を与えないための最低限のマナーとして美容を捉える視点と、自己肯定感を高めるためのツールとして楽しむ姿勢。この二つが絶妙なバランスで共存しているのが、現代の美容意識の特徴と言える。