2005年に放送された『冬の輪舞』は、彼女のキャリアにおいて決定的な転機となった。運命に翻弄される姉妹の確執を描いたこの作品で、彼女が見せた狂気的なまでの執念は、当時の視聴者の脳裏に焼き付いて離れない。理不尽なまでの怒り、激しいビンタ、そして絶叫。それらは単なる過剰演出ではなく、彼女の肉体を通して表現されることで、奇妙なリアリティを帯びていた。
特に、愛を乞うがゆえに狂っていくヒロインの姿は、単なる「悪役」の枠を超えていた。画面越しに伝わるその熱量は、SNSが未発達だった当時でも、口コミで瞬く間に広がり、社会現象と呼べるほどのブームを巻き起こしたのだ。