田中裕子さんの若い頃や経歴について、ネット上には事実とは異なる誤解や都市伝説がいくつか存在します。取材データをもとにそれらを正しく整理します。
誤解1:「若い頃からスキャンダラスで派手な魔性の女だった?」
『天城越え』での妖艶な演技やウイスキーCM、沢田研二さんとの恋愛報道のインパクトから「実生活でも奔放な魔性の女」というイメージを持たれがちですが、実像は正反対です。撮影現場での彼女は極めてストイックで控えめ、私生活でも読書や家事を愛する非常に誠実な性格として知られています。役柄のイメージを観客に私生活と錯覚させるほど、彼女の演技力が突出していたことの証拠と言えます。
誤解2:「引退同然のブランク期間があった?」
結婚後の一時期、テレビドラマへの露出が減ったことから「引退していた」と勘違いされることがありますが、活動休止はしていません。舞台や単館系映画など、自身が心から納得できる上質な作品を厳選して出演を続けていました。スタジオジブリの映画『もののけ姫』(1997年)のエボシ御前役や、中国の歴史ドラマ『蒼穹の昴』(2010年)での西太后役など、国際的な大作でも強い存在感を残しています。