国境を越えたオーディションが日常化した現代、海外作品を担当するキャスティングディレクターからの評価も群を抜いている。一過性のトレンドや単なる話題性ではない。スクリーン上で解き放たれる人間としての凄みと、どんな複雑なキャラクターにも命を吹き込む柔軟性が、海外の視線を惹きつけて止まない。
「彼には言葉の壁を超える普遍的な情動がある。瞳の揺らぎ一つで感情の機微を伝える技術は、世界のトップ俳優と比較しても何ら遜色がない」と、国際映画祭の作品選定に関わるキーパーソンは明かす。過酷なロケーションであっても一切の妥協を許さないプロ意識が、信頼の絆を確固たるものにしている。