ネット上で「ねこかますとは何者なのか」と検索するユーザーの多くは、一般的な動物系YouTuberとは一線を画すその専門的なケア技術と、独特なテキストセンスの出どころに関心を寄せています。ねこかます氏は、保護猫シェルターのような大規模施設を運営する団体ではなく、個人ボランティアとして自宅で保護猫の預かり・終生飼育・看取りを行う活動者です。
公表されている手記や過去のブログ投稿によると、以前は一般企業に勤務する会社員でしたが、重篤な疾患やハンデを抱える野良猫たちとの出会いを機に保護活動へ深く傾倒していきました。執筆活動や動画制作の能力が高く、保護猫ブログ「ねこかます(旧・猫処方箋)」の運営を経て、書籍出版やYouTube配信を本格化させています。
気になる「本名」および「素顔」についてですが、公式には一切非公開とされています。動画内では手元や後ろ姿、あるいは声のみの出演にとどまり、顔出し配信は行われていません。これは活動初期から徹底されている方針です。関係者の証言や本人の言及を総合すると、「保護猫活動者は自宅や周辺地域が特定されると、心ない人間による猫の遺棄(押し付け)被害に遭うリスクが極めて高い」という防犯上の合理的理由に基づいています。実生活のプライバシーを厳格に保護しつつ、コンテンツの主役を徹底して「猫たち」に置くプロフェッショナルな姿勢の表れといえます。
また、仕事と年収に関する憶測も絶えません。YouTubeの再生数、ブログの広告収入、書籍の印税、グッズ販売などを合算すると、一般的な会社員の平均年収を上回る売上規模が存在すると推計されます。しかし、その内情は一般的なインフルエンサーのような華美な生活とは対極にあります。後述するような高度動物医療、腎臓病の定期的な皮下輸液、悪性腫瘍の投薬治療など、猫たちにかかる医療費は年間で数百万円規模に達することが公表されており、収益の大半は猫たちの療養環境と延命ケアへダイレクトに再投資されています。