インターネット上では「敷居が高くて一般人は受診できないのではないか」「紹介状がないと門前払いされるのでは」といったネット上の噂の真相が議論されることがあります。結論から言えば、所定の手続きを踏めば誰でも受診可能ですが、高度専門医療機関としての受診ルールを正確に理解しておく必要があります。
まず、初診の予約や紹介状の取り扱いについてです。榊原記念病院は特定機能病院に準ずる高度急性期医療機関であるため、原則として「かかりつけ医や他院からの診療情報提供書(紹介状)」を持参した上での事前予約が基本となります。紹介状なしで受診する場合、法令に基づき保険診療費とは別に選定療養費が請求されるだけでなく、初診予約枠の確保自体が制限される場合があるため、地域のクリニックで事前に紹介状を作成してもらうことが強く推奨されます。
もう一つの重要な検討要素が、差額ベッド代や入院費用です。心臓手術やカテーテル治療にかかる基本的な医療費は高額療養費制度の対象となるため、自己負担上限額が適用されます。しかし、個室や特別室を利用した場合の室料差額(差額ベッド代)は全額自己負担となります。榊原記念病院の個室料金は部屋の設備やグレードに応じて1日あたり数千円から数万円台まで幅広く設定されています。入院計画を立てる段階で、医療連携室や入退院支援窓口で希望する病室の空き状況と概算費用を確認しておくことが、退院時の想定外の出費を防ぐポイントです。
さらに、東京都心部での外来診療を希望する場合は、新宿にあるサテライト拠点榊原記念クリニック(新宿)の活用が有効です。新宿クリニックで初期診断や術後の定期経過観察を行い、手術や精密入院検査が必要な段階で府中市の本院に連携する体制が整っているため、通院の利便性を大きく高めることができます。