「油抜きは面倒」という最大のストレスを解消するのが、熱湯を沸かさない油揚げの油抜き時短テクニックです。なかでも電子レンジとキッチンペーパーを組み合わせた手法は、洗い物を最小限に抑えつつ確実な効果を発揮します。
具体的な手順はシンプルです。まず、油揚げを水で濡らして軽く絞ったキッチンペーパーで包みます。耐熱皿に載せ、電子レンジ(500W〜600W)で約30〜40秒加熱します。加熱直後は蒸気で高温になっているため注意しながら、ペーパーの上から軽く手で押さえて表面の油を吸い取らせるだけです。熱によって浮き出た油分がペーパーへ一気に転写され、熱湯をかけたのとほぼ同等の状態を作り出せます。
また、ポットに常時お湯がある環境なら、ザルに油揚げを広げて熱湯をサッとかけるだけの方法も極めて合理的です。両面にまんべんなく回しかけ、粗熱が取れたら手のひらで挟んで優しく水気を切るだけで、煮物の下ごしらえとして完璧なコンディションが整います。ギュッと強く絞りすぎると豆腐の繊維が破壊され食感がパサつく原因になるため、「手のひらで挟んで適度に押し出す」力加減がポイントです。
特にいなり寿司の油揚げを仕込む際は、破れにくくするために麺棒を表面で軽く転がして袋状に開きやすくしてから、ペーパーで押さえるか熱湯を通すと、調味液が均一に行き渡り破断トラブルを防げます。